商標登録の区分「第3類」の概要と商品指定方法

商標登録の区分「第3類」の概要と商品指定方法

ここでは、商標登録の区分「第3類」の概要と商品指定方法について説明します。

なお、商標登録に必要な「区分」、「商品/サービス」の全体的な説明は、以下のリンクの記事をご参照ください。

商標登録の区分「第3類」及びこれに含まれる「商品/サービス」の概要

商標登録の区分「第3類」は、洗浄剤及び化粧品に関する区分です。

具体的には、以下の商品に関する区分です。

化粧品、せっけん類及び歯磨き(医療用のものを除く。);
歯磨き(医療用のものを除く。);
香料、薫料及び香水類、精油;
洗濯用漂白剤その他の洗濯用剤;
洗浄剤(煙突用化学洗浄剤を除く。)、つや出し剤、擦り磨き剤及び研磨剤.

この第3類には、特に、以下の商品を含むとされています。

化粧品である衛生剤;
ティッシュに浸み込ませた化粧水;
人用又は動物用の防臭剤;
室内用芳香剤;
ネイルアート用ステッカー;
つや出しワックス;
紙やすり.

この第3類には、特に、以下の商品を含まないとされています。

化粧品製造用成分、例えば、ビタミン、保存剤及び酸化防止剤(第1類);
製造工程用の脱脂剤(第1類);
煙突用化学洗浄剤(第1類);
防臭剤(人用及び動物用のものを除く。)(第5類);
医療用シャンプー、医療用せっけん、医療用ローション及び医療用歯磨き(第5類);
エメリーボード、つめやすり、手研ぎ用砥石及び回転砥石(手持ち工具)(第8類);
化粧用具及び清浄用具、例えば、化粧用ブラシ(第21類)、雑巾及び清浄用パッド(第21類).

ただし、上述に示されている商品は、あくまでも区分「第3類」の概要を示すものであって、そのまま「商品/サービス」として指定して出願することは、内容及び範囲が明確とは言えず、適切ではないとされていますので、ご注意ください。

商標登録の区分「第3類」に含まれる「商品/サービス」の指定

区分に含まれる「商品/サービス」は、具体的かつ明確に表示することが必要とされています。

具体的には、類似商品・役務審査基準に記載されている商品・役務の表示(「類別表」を除く。)を参考に記載することとされています。

そして、「第3類」に属する代表的な商品(包括概念表示したもの)として、以下の商品が挙げられています。

家庭用帯電防止剤,家庭用脱脂剤,さび除去剤,染み抜きベンジン,洗濯用柔軟剤,洗濯用漂白剤,かつら装着用接着剤,洗濯用でん粉のり,洗濯用ふのり,つけまつ毛用接着剤,口臭用消臭剤,動物用防臭剤,塗料用剥離剤,靴クリーム,靴墨,つや出し剤,せっけん類,歯磨き,化粧品,香料,薫料,研磨紙,研磨布,研磨用砂,人造軽石,つや出し紙,つけづめ,つけまつ毛

つまり、商標登録の区分として「第3類」を指定する場合、これらの商品を指定することで、「第3類」で指定できる商品を包括的にカバーできることになります。

ただし、広い範囲で多くの商品を指定した場合、特許庁における審査において、それらの商品について商標の使用又は使用の予定があることの証明を求める通知が出され、証明書を提出するなどの対応が必要になる場合があります。また、拒絶理由通知が出やすくなったり、第三者に異議を申し立てられたり、取消審判を請求されたりする可能性も高くなります。

そこで、これらの対応が必要になるのを防ぎ、これらの対応にかかる労力やコストを抑えるために、使用しない商品は削除する、あるいは、包括概念に含まれる具体的な商品を指定するなどのカスタマイズを行なうことが好ましい場合があります。

なお、包括概念に含まれる具体的な商品を指定するには、類似商品・役務審査基準の「第3類」において、包括概念に含まれる具体的な商品として挙げられている商品を参考にすることとされています。

また、類似商品・役務審査基準の見方がわからない場合には、類似商品・役務審査基準の「凡例」をご覧ください。

また、「商品/サービス」の記載方法は、特許庁が提供している「指定商品・指定役務の記載方法」をご覧ください。

・商標登録の区分「第3類」は、洗浄剤及び化粧品に関する区分
・「第3類」に属する商品を包括概念表示で指定するなら、上述の「第3類」に属する代表的な商品(包括概念表示したもの)を指定
・包括概念表示で指定すると、拒絶対応等の各種対応が必要になるため、これを考慮して、使用しない商品は削除する、又は、包括概念に含まれる具体的な商品を指定するなどのカスタマイズを行なうことが好ましい
・包括概念に含まれる具体的な商品を指定するには、類似商品・役務審査基準の「第3類」において包括概念に含まれる具体的な商品として挙げられている商品を参考にする

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