商標登録の区分「第34類」の概要と商品指定方法

商標登録の区分「第34類」の概要と商品指定方法

ここでは、商標登録の区分「第34類」の概要と商品指定方法について説明します。

なお、商標登録に必要な「区分」、「商品/サービス」の全体的な説明は、以下のリンクの記事をご参照ください。

商標登録の区分「第34類」及びこれに含まれる「商品/サービス」の概要

商標登録の区分「第34類」は、たばこ、喫煙用具及びマッチに関する区分です。

具体的には、以下の商品に関する区分です。

たばこ及び代用たばこ;
紙巻たばこ及び葉巻たばこ;
電子たばこ及び喫煙者用の経口吸入器;
喫煙用具;
マッチ.

この第34類には、特に、以下の商品を含むとされています。

代用たばこ(医療用のものを除く。);
電子たばこ用香味料(精油のみから成るものを除く。)、喫煙者用の経口吸入器;
喫煙用薬草;
かぎたばこ;
たばこ及び喫煙用具の使用に関する特定の付属品及び容器、例えば、喫煙用ライター、灰皿、刻みたばこ入れ、かぎたばこ入れ、葉巻貯蔵箱.

この第34類には、特に、以下の商品を含まないとされています。

医療用巻たばこ(たばこの葉を用いていないものに限る。)(第5類);
電子たばこ用バッテリー及び充電器(第9類);
自動車用灰皿(第12類).

ただし、上述に示されている商品は、あくまでも区分「第34類」の概要を示すものであって、そのまま「商品/サービス」として指定して出願することは、内容及び範囲が明確とは言えず、適切ではないとされていますので、ご注意ください。

商標登録の区分「第34類」に含まれる「商品/サービス」の指定

区分に含まれる「商品/サービス」は、具体的かつ明確に表示することが必要とされています。

具体的には、類似商品・役務審査基準に記載されている商品・役務の表示(「類別表」を除く。)を参考に記載することとされています。

そして、「第34類」に属する代表的な商品(包括概念表示したもの)として、以下の商品が挙げられています。

たばこ,電子たばこ,喫煙用具,マッチ

つまり、商標登録の区分として「第34類」を指定する場合、これらの商品を指定することで、「第34類」で指定できる商品を包括的にカバーできることになります。

ただし、広い範囲で多くの商品を指定した場合、特許庁における審査において、それらの商品について商標の使用又は使用の予定があることの証明を求める通知が出され、証明書を提出するなどの対応が必要になる場合があります。また、拒絶理由通知が出やすくなったり、第三者に異議を申し立てられたり、取消審判を請求されたりする可能性も高くなります。

そこで、これらの対応が必要になるのを防ぎ、これらの対応にかかる労力やコストを抑えるために、使用しない商品は削除する、あるいは、包括概念に含まれる具体的な商品を指定するなどのカスタマイズを行なうことが好ましい場合があります。

なお、包括概念に含まれる具体的な商品を指定するには、類似商品・役務審査基準の「第34類」において、包括概念に含まれる具体的な商品として挙げられている商品を参考にすることとされています。

また、類似商品・役務審査基準の見方がわからない場合には、類似商品・役務審査基準の「凡例」をご覧ください。

また、「商品/サービス」の記載方法は、特許庁が提供している「指定商品・指定役務の記載方法」をご覧ください。

・商標登録の区分「第34類」は、たばこ、喫煙用具及びマッチに関する区分
・「第34類」に属する商品を包括概念表示で指定するなら、上述の「第34類」に属する代表的な商品(包括概念表示したもの)を指定
・包括概念表示で指定すると、拒絶対応等の各種対応が必要になるため、これを考慮して、使用しない商品は削除する、又は、包括概念に含まれる具体的な商品を指定するなどのカスタマイズを行なうことが好ましい
・包括概念に含まれる具体的な商品を指定するには、類似商品・役務審査基準の「第34類」において包括概念に含まれる具体的な商品として挙げられている商品を参考にする

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