商標活用事例20(商標登録してAmazonブランド登録等で模倣品対策)

商標登録してAmazonブランド登録等で模倣品対策

この商標活用事例は、特許庁発行「事例から学ぶ商標活用ガイド」に掲載されている事例を紹介するもので、それを編集・加工等しております。
詳しくは、「事例から学ぶ商標活用ガイド」(特許庁)の中の「商標制度活用事例20」をご参照ください。

商標登録して、Amazonブランド登録などを利用して、模倣品対策

カシオ計算機株式会社の人気製品「G-SHOCK」。その名前は、その特徴であるタフさを前面に出したもの。製品の堅牢性をイメージさせるネーミングにしたことにより、商標から品質・性能が想起されやすく、ブランド化を進めるにあたり役立った

また、「G-SHOCK」の特長を更にアピールするために、“トリプル10”の開発コンセプトを引き継いだその独自の機能にも「SHOCK RESIST」(耐衝撃機能)や「TRIPLE G RESIST」(衝撃力、遠心力、振動の3つの重力加速度に耐えるタフネス構造)といったネーミングを行い、商標登録もして、しっかり保護

G-SHOCKは、模倣品が多く出回った商品であり、商標権に基づき侵害品に対しては、税関に対して商標権に基づく輸入差止めの申立てをするなど、迅速に対処することで模倣品対策を行なっている。

インターネット上の模倣品対策も積極的に行なうべく、各国のECサイトに対しては、出品された模倣品の削除申請も。アマゾンに関しては、商標登録を行なった上で、「ブランド登録」というアマゾンが提供するブランド保護のためのサービスを活用。一括申請で、効率よく削除申請ができるのは非常に大きい。

・インターネット上の模倣品にも商標権を活用してしっかり対処
・製品の品質・性能をイメージさせるネーミングで、製品特徴を最大限活用したブランド戦略
・ECサイトのブランド保護プログラムを活用した模倣品対策

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著者プロフィール

ベテラン弁理士山本

弁理士(特定侵害訴訟代理認定)
登録番号11267(1998年登録)
難関国家資格の弁理士に合格率3%時代に合格して【弁理士キャリア25年】
20代前半に弁理士事務所に入って【実務経験28年】(商標・意匠・特許の出願・登録手続き、外国での手続き等)。
この間、有名大企業(例えば富士通株式会社)の代理人弁理士、「日本知的財産仲裁センター」の「調停人・仲裁人・判定人候補者」を務めるなど、経験・実績ともに豊富で、難易度の高い案件にも対応可能なトップレベルの専門家です。
学歴は、早稲田大学大学院修了
趣味は、ランニング。
詳しい経歴などはこちら

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