商標活用事例5(ライセンスでブランド認知度向上)

ライセンスでブランド認知度向上

この商標活用事例は、特許庁発行「事例から学ぶ商標活用ガイド」に掲載されている事例を紹介するもので、それを編集・加工等しております。
詳しくは、「事例から学ぶ商標活用ガイド」(特許庁)の中の「商標制度活用事例05」をご参照ください。

地元の言葉でネーミングし、商標の認知が広がり、ブランド化

世界一ミネラルの含有量が多い塩としてギネスブックの認定を受けた「ぬちまーす」。株式会社ぬちまーすは、生命に必要なミネラルが豊富に含まれているという商品特性から、「命の源泉」という実質的な意味を込めて、地元の言葉で、「ぬちまーす」を商品名に。「ぬちまーす」は、沖縄の言葉で「命の塩」という意味(「ぬち」は「命」、「まーす」は「塩」という意味)。

「ぬちまーす」が塩の世界で有名になるにつれ、ブランド名自体に「品質的に優れている」というイメージが定着。菓子や化粧品等のメーカーから「ぬちまーす」を原材料に使用した商品を開発し、「ぬちまーす」ブランドを付けて販売したいとする依頼が多く寄せられた。

そこで、「ぬちまーす」の商標は食塩についてのみ登録していたが、それらの取引先へのライセンスに対応をするため、菓子、化粧品、石けん等の商品についても新たに商標登録。

様々な取引先企業の商品(コラボ商品;ライセンス商品)を通じて、塩以外の商品でも「ぬちまーす」の品質の高さが理解されるようになり、自社商品の直接の顧客以外の消費者にも「ぬちまーす」のブランド認知度が高まっていった

・ブランド名自体に「品質的に優れている」というイメージが定着すると、コラボ商品などの依頼につながる
・コラボ商品によって、さらにブランド認知度が高まる

普通名称化防止のため、商標権の存在をアピール

「ぬちまーす」の商標が全国的に知られるようになったため、「ちんすこう」のように、いつの間にか普通名称化してしまっては困るという不安も出てきた。

そこで、「ぬちまーす」というブランド名を広く社会に知ってもらうために、商標使用許諾は無償で行なってきたが、大切なブランドを守るために、「ぬちまーす」に商標権が存在していることを明確に社会に認識してもらえるよう、ロイヤルティをもらって商標使用許諾を行なうよう方針転換。

また、商標使用許諾を受けた企業が商品に「ぬちまーす」と表示する場合の表示方法も、自社の商標であることを明示するように徹底させていく方針。

海外展開を見据え、まずは商標出願

今後の海外展開も考えて、海外での商標の権利化にも動き出したところ、韓国では「ぬちまーす」の商標が他人によって既に登録されてしまっていた。この事実を知ってからすぐに、中国などアジア各国で商標出願するようにした。また、ライセンス商品による欧州進出も計画しているため、欧州での商標登録も視野に入れている。

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